ドジャース・大谷翔平投手(30)が14日(日本時間15日)、本拠地ドジャー・スタジアムでのロッキーズ戦で6試合ぶりとなる豪快アーチを放ち、復調を印象づけた。

 3回の第2打席で外角高めの97・9マイル(約157・6キロ)の剛速球をバックスクリーンに叩き込むなど、3安打1打点。この日は強引に引っ張らない打撃で打球に角度もつき、風の影響がなければ本塁打となっても不思議ではない大飛球を2本も放った。

 試合も5―3で勝利した一方、悲惨な状況に陥っているのが相手のロッキーズだ。投打に振るわず、6回に挙げた1点が実に33イニングぶりの得点。大谷に豪快弾を食らった先発右腕・センザテーラは、打たれた瞬間に中堅方向に振り向いてあきれるように白い歯をのぞかせ、バッテリーを組んだ捕手のグッドマンはミットと右手を地面についてガックリ…。ファンもネットやSNS上で「ピッチャー、あきれて笑ってた」「かわいそうに」など同情の声まで寄せられていた。

 試合を中継した「BS NHK」で解説を担当した野球評論家・伊藤勤氏には、試合前から「(ドジャースは今カードで)最低でもスイープ。普通にやれば勝てる」と言われる始末だった。

 つながりを欠いて低調だったドジャース打線を目覚めさせた上、同地区はパドレスが14勝3敗で首位を走り、2位のジャイアンツも12勝4敗で追走。3位のドジャースは12勝6敗で4位のダイヤモンドバックスも9勝7敗だ。

 ロッキーズだけが3勝13敗で借金10を背負う状況で、この日の敗戦によってパドレスとは10・5ゲーム差まで拡大。勝率1割8分8厘はもちろん43得点、89失点、チーム打率2割1分9厘、同防御率4・99、16失策はすべて地区最低の成績だが、浮上のきっかけをつかめるのか――。