強力ヤンキース打線の中軸を担うコディ・ベリンジャー外野手(29)が9日(日本時間10日)のタイガース戦で戦列に復帰した。ドジャース時代の2019年にMVPを獲得した強打者は、前日の同戦を欠場。理由は食中毒によるものだった。この日は「3番・中堅」で出場。第1打席から3打席連続の空振り三振を喫するなど4打数無安打だった。

 米メディア「ESPN」がベリンジャーが苦しんだ食中毒について、本人への取材をもとに詳報した。7日夜にデトロイトのチーム宿舎でルームサービスの手羽先を注文。眠りにつくまではよかったが、悲劇的な朝を迎えることになったという。「午前4時に汗をかいて目が覚め、数時間嘔吐し続けた。つらい朝だった」。8日は静養し、十分な睡眠を取ったことで9日はスタメン復帰できるまでに回復。離脱期間を最小限に止められたことは不幸中の幸いだった。

 ただ、少なからずチームに迷惑をかけたことは事実だけに、ベリンジャーは戒めを込めてある決心を下したという。「5年間は手羽先を食べないと断言できる」。

 伝統的な骨付きの手羽先料理をつまみながら、バスケットボールのNCAAトーナメントをテレビ観戦していたというベリンジャー。遠征地でつかの間の休息だったに違いない。だが、何よりも健康にグラウンドに立ち続けてこそ一流だ。5年間という長期の〝手羽先断ち〟に自戒の念が伝わってくる。