J1横浜Mが、苦しい戦いを続けている。降格圏19位で迎えた9日の川崎戦(U等々力)に3―3で引き分け、勝ち点1を積み上げて17位に浮上したとはいえ、予断を許さない状況だ。

 終了間際に勝ち点3がこぼれ落ちたのも、今季の流れを象徴していた。終盤の猛攻で一気に3―2と試合をひっくり返す。しかし、DF諏訪間幸成(21)が相手右CKの流れから、マークについていた日本代表DF高井幸大(20)に振り切られ、頭で同点弾を決められしまった。

 ショックのあまり頭を抱えてピッチに倒れ込んだ諏訪間は、試合後に「守備者としてあそこはやられてはいけなかった。同じポジションの高井選手に決められてしまったので、そこは改善しないといけない。あそこで自分が守っていたら勝つことができたし、自分の責任を感じている。J1は一瞬のスキで決めてくる。守備者として3失点は改善しないといけない」と猛省した。

 勝利には届かなかったが、スティーブ・ホーランド監督は「ここまで得点力不足というところでも3点を決められた。ファイティングスピリットを最後の最後まで見せられた」と巻き返しへの兆しを感じている。その一方で、勝利を逃したことには「最後の最後で3点目を入れられてしまうと痛みがある。そういう失点を食らうと、負けたような気持ちにもなる」と悔やんだ。

 この兆しを次節以降、結果につなげていきたいところ。今後は、サウジアラビア開催となるアジアチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)準々決勝も控えており、厳しい日程の中で横浜Mは復活できるのか。