【公式リポーターまつかよが見たMリーガー】今週からセミファイナルシリーズが始まりましたが、先月はインタビュアーとして非常に難しい1か月でした。

 というのも、レギュラー突破争いもタイトル争いも、最終戦を終えないとハッキリしたことが言えないからです。例えば、最終週の3月24日の第1試合で日向藍子選手がトップを取り、4着回避率のタイトルをほぼ確定させたとしてもインタビューで「タイトル獲得おめでとうございます!」とは言えません。おそらくその後に試合に出ることはないでしょうが、他選手が体調不良になった場合もありますし、断言はできないんですよね。

3月24日の日向藍子選手
3月24日の日向藍子選手

“トップを取ったのに複雑な気分”という状況が起こるのもこの時期の特徴です。最終日前日の第2試合で1着だった園田賢選手は役満をアガったのにMVP争いでは暫定首位を明け渡す形になり、珍しく微妙な表情をされていました。

3月27日の園田賢選手
3月27日の園田賢選手

 ただ、それでもまだ園田選手の場合はチーム状況が良かったので和気あいあいだったのですが、これがセミ進出争いの渦中だったりすると難しい。その日の第1試合の渋川難波選手はトップとはいえ、オーラスにライバルABEMASが2着に浮上してしまい非常に厳しい立場に。さすがの私も「トップおめでとうございます」という言葉をかけるわけにはいきませんでした。

 そんなサクラナイツは終盤戦、本当に苦しい戦いが続き、緊張感が漂っていました。象徴的だったのは3月3日の第2試合で堀慎吾選手がトップを取ったのにインタビューで「至極の一局」がなかったこと。事前にはやる方向で話をしていたんですが、堀選手の後がない雰囲気から、私の方で避けました。「どうしてないの?」と感じた方もいたかもしれませんが、私も選手をリスペクトする意味で配慮はしたいですし、いつもと違うやりとりから一戦一戦に全てを懸けている選手の皆さんの本気度やピリピリ感が伝われば幸いです。あと、まつかよも気を使っているんだぞというのもご理解いただければ(苦笑)。

3月3日の堀慎吾選手
3月3日の堀慎吾選手