F1日本グランプリ(GP=鈴鹿)決勝が6日に行われ、緊急昇格で注目されたレッドブルの角田裕毅(24)は入賞圏外の12位に終わったが、首脳陣がそろって高く評価した。
予選Q2敗退で14番手スタートになった角田は、決勝で全体的に順位の変動がほぼないレース展開の中でも懸命に2つ順位を上げて、12位でフィニッシュ。ポイントこそ奪えなかったが、爪あとを残す走りで、MVPにあたる「ドライバー・オブ・ザ・デー(DOD)」にも選出された。
角田は「この車で初めていっぱいラップを刻めたので、いろんなことを思った。毎周毎周、違うことが起きて、自信についてはかなり深まった」と手応えをにじませつつ「やっぱりホームGPだったので、ポイントを取りたかった」と悔しさもあらわにした。
それでも、ドライバーの評価にとりわけ厳しい首脳陣からは、合格点を与えられた。英紙「メトロ」は、クリスチャン・ホーナー代表と、チームの重鎮ヘルムート・マルコ博士の見解を伝えた。
まずホーナー代表は「彼は車とチームにうまく適応した。次の数レースでさらに前進するはずだ」と絶賛。「今日の順位の90%は予選で決まった。彼はこの週末で多くのことを学んだと思う」と予選でミスさえなければ、強豪にふさわしいパフォーマンスを発揮できると太鼓判を押した。さらに「彼は素晴らしいフィードバックをくれた。チームに溶け込んでおり、彼の出番は来るだろう」とドライブ面以外の能力の高さも評価した。
また、マルコ博士は「彼は予選で負けた。ターン1でミスを犯した」と予選でのミスは厳しく指摘しつつ、それ以外の全体的なパフォーマンスは高く評価。大エースのマックス・フェルスタッペンに近づける速さを認め「他のすべてのセッションでは(フェルスタッペンと比較して)0・2~0・3秒差にかなり近かったので、それが我々が求めているものだ」と強調した。
新マシンへの適応が進めば、次戦バーレーンGP(決勝13日=日本時間14日)は快走が期待できそうだ。













