F1日本グランプリ(GP=鈴鹿、6日決勝)で火災トラブルによる赤旗中断が4度も発生する前代未聞トラブルを受けて、今後の開催権契約に影響を懸念する声が出ている。

 今回の日本GPで連日注目されているのが、鈴鹿サーキットの火災トラブルだ。まず4日に行われたフリー走行2回目(FP2)で2度も火事が起きて繰り返し中断。続く5日にも、FP3でコース脇の火事がまたまた発生した。

 水をまくなど応急処置が施されたが、重要な予選でも悪夢が繰り返された。Q2(予選2回目)が残り約9分になったタイミングで、コース脇の芝生で4度目の火災が発生。燃え広がる様子が国際映像で捉えられ、ポルトガルのモータースポーツ専門メディア「モトシシリスモ」が「鈴鹿サーキット・インフェルノ(地獄絵図)」と報じるなど世界に衝撃が広がった。

 緊急昇格した角田にとっても、ただでさえ短期間で新マシンへの適応が求められる中で、FPの火災で走行を重ねる機会を大きく損ねる影響が出た。火災が発生したQ2ではタイムが全く伸びず、レッドブルデビューの予選がまさかのQ2敗退で15番手に沈むことになった。

 火災が発生して赤旗中断が4度も繰り返される事態はF1で前代未聞。この異常事態にファンからはSNS上で「下手したら今年でF1日本グランプリの開催無くなるぞ」「こんなんじゃ更新してもらえなくなるし大阪に取られるし下手すると日本GP無くなるぞ」「ほんと来年以降の開催権手放してくれ。見るに堪えない」「もう鈴鹿でF1しないでください。一度ならまだしも二度目とか世界最高峰のレースシーンにふさわしくありません。0・1秒に命懸けで争ってるドライバー達に申し訳無い」などと開催権のはく奪を懸念する声が続出している。

 鈴鹿は昨年、2029年まで開催権契約を延長したばかり。ただ国内では、大阪が将来のF1開催招致を目指す方針を発表している。今回の異例のアクシデントが、今後のF1開催において大きなマイナスにならないか心配だ。