フィギュアスケートのアイスダンスで活躍したプロスケーターの高橋大輔さんと華道家で写真家の池坊専宗さんが〝表現〟への思いを明かした。

 2人は27日に都内で行われたイベントで共演し、高橋さんが生け花に初挑戦。高橋さんは「表現はいくつになってもできる。死ぬまで表現したい」とさらなる創作に意欲を見せた中で、報道陣から「表現ってどういうものなのか?」との質問が飛ぶと、頭を悩ませながらも自らの考えを語った。

 高橋さんは「見る側とやる側の時でちょっと違う」と切り出した上で「表現しているものってすごいインスピレーションを受ける。例えば落ち込んでいてもきれいだなと思ったらその1日がちょっと変わる。自分にとっての活力になるところがある。言葉ももちろん表現の1つだが、言葉じゃない表現でも自分を表現すると、受け取ってくれる人によって多分違うと思う。そのやり取りの生の感覚は楽しい部分がある」と振り返った。

 さらに「生きていく中で体を使うパフォーマンスができなかったとしても、指先だけ動くならそこで見せられるとか、いろんなものがあると思う」と表現者としての矜持も示した。

 一方の池坊さんも「最後の最後まで表現してやり続けると共感を持って、人が生きているといろいろ日によって思うこともあるし、いろんな人と関わりながら、こういうご縁もそうだし、いろんな人と関わり合いながら、お互いに影響を及ぼし合っていく、それが日々を生きることでもある。生きるということが、すなわち表現というか、誰かに何かメッセージを届けていくことと同じかなと思っている」と神妙に話すと、高橋さんは「すごい。そういうことです」とうなずいた。