F1中国グランプリ(GP=23日決勝)でまたも失態が続くレッドブルのリアム・ローソン(23)が、同グループの先輩で昨季の同僚でもあるレーシングブルズの角田裕毅(24)に対して不遜な発言を行って大きな波紋が広がっている。

 角田は22日に行われたスプリント決勝で6位と躍進し、予選でも9番手と一貫して高いパフォーマンスを披露。その快走にメディアやファンから絶賛が相次いでいる。

 一方でローソンは強豪レッドブルのマシンを駆りながら、スプリント予選、そして本予選で続けて最下位とまさかの失態を繰り返す異常事態。そして〝舌禍騒動〟まで引き起こしている。

予選で振るわず、遠くを見つめるリアム・ローソン(左=ロイター)
予選で振るわず、遠くを見つめるリアム・ローソン(左=ロイター)

 英紙「テレグラフ」で、ローソンはオフに昇格を争った角田について言及。まず、角田に同情するかと問われると「正直に? いや」と答えた。

 そして、こう続ける。「このスポーツではそれはできない。それに、僕たちのキャリアを振り返ってみると、F3では彼とチームメートだったし、僕は彼に勝った。ユーロフォーミュラでは、ニュージーランドで彼とチームメートだったし、そこでも彼に勝った」と、これまで一貫して角田には勝利してきたと胸を張った。

 その上で「そして昨シーズンのF1では、正直に言って、初期の頃に彼が僕の代わりに昇格した回数を振り返ると、そうではないと思うんだ。彼の時代は終わった。今は僕の時代だ」と言い放った。

 同グループの先輩に対する発言としては失礼にあたり〝不遜〟そのもの。海外メディアはこぞって取り上げており、オーストラリアのモータースポーツ専門メディア「ディスイズフォーミュラ1」は「ローソンは『良き友人』の角田に厳しい…『もう彼の時代が終わった』」と報道。海外ファンからはSNS上で「F1で彼を倒してみてから言ってはどうだろうか」「これは嫌われようと必死なのか」などと物議を醸している。

 不振続きで重圧がのしかかるローソンは、イライラから問題発言が続いている。逆襲の前に、精神面が気がかりだ。