勝ち越しに王手だ。大相撲春場所5日目(13日、大阪府立体育会館)、大関経験者の三段目朝乃山(31=高砂)が三段目碇潟(18=伊勢ノ海)を押し倒して無傷の3連勝とした。

 相手の碇潟は、父が元幕内大碇の甲山親方、兄は十両若碇(伊勢ノ海)。名門・埼玉栄高から入門し、初場所では高校初の三段目最下位格付け出しでデビューした。期待の星を退けた取組後は「今日の相手は3日間の中で一番若々しい、油断できない相手。先場所も6勝している。勝負の世界では何が起こるか分からない。相手はザンバラなので、負けたくない気持ちがあった」と振り返った。

 3連勝で勝ち越しにもリーチをかけた朝乃山は「今日もしこ名を呼び上げられて、温かい拍手と声援をいただいた。一番一番、悔いのないように自分の相撲をしっかり取っていきたい」と気持ちを引き締めた。