目指すはファミリーで日本観光だ。格闘技イベント「RIZIN.53」(10日、兵庫・GLION ARENA KOBE)でRIZINライト級王者イルホム・ノジモフ(31=ウズベキスタン)に挑戦するルイス・グスタボ(29=ブラジル)が独占取材に応じ、胸中を語った。

 9日に行われた前日計量をグスタボは70.70キロでクリア。70.95キロだったノジモフと額を合わせてにらみ合うなど、早くも臨戦態勢に入ると「明日は絶対にベルトを取ってブラジルに持って帰ります」と話して詰めかけた観客から拍手を浴びた。

 2年前の9月以来、2度目の同王座挑戦となるが、その思いを「このベルトを取るため、自分の人生をかけてずっとやってきました。私にとっては特別な意味を持つものです」と強調する。試合展開については「絶対に自分の打撃が入ると思っています。もし1発目がかすっただけだったとしても、2発目が絶対に当たるでしょう。絶対に自分が勝ちます」と予告した。

 ストライカー対決と見られる向きがあるが、グスタボは「自分では私はオールラウンダーだと思っているので違いますね」と首を振る。そして「グラウンドでもスタンドでも、どのエリアでも私が彼を上回るでしょう。彼は今まで自分のような選手と戦ったことがないはず。KOか、フィニッシュか…、どちらにせよ自分が勝利する」と一本勝ちも視野に入れていることを明かした。

 そんなグスタボには、王者になってから実現させたい夢がある。それは母と兄、弟を連れての日本への旅行だ。その夢について「もっと日本で有名になって、家族みんなを日本に連れてきてあげたいんです。家族に日本の文化を教えたい。実は兄弟はブラジルの日本料理店で働いていたので、本場の日本料理を食べさせてあげたいんです」と目を輝かせた。

 実は「グスタボファミリー」はルイス以外、飛行機に乗ったことがないのだとか。母国ブラジルから日本へ家族全員で渡航するだけでも高い費用がかかるため「日本で有名になって、スポンサーについてもらって、家族全員分の航空券代を出してもらえるくらいになりたいんです」と拳を握った。まずはノジモフに勝利して、地球の反対側で待つグスタボファミリーに朗報を届けたいところだ。