元大関が連勝発進だ。大相撲春場所4日目(12日、大阪府立体育会館)、大関経験者の三段目朝乃山(31=高砂)が三段目川村(23=鳴戸)を寄り切って2連勝。「落ち着いていけたと思う。相撲内容はもっとこれから良くしていきたい。上体が高い」と振り返った。

 大関時代に出場停止となり、三段目まで転落した。一時は小結まで番付を戻したが、昨年名古屋場所で左ヒザを負傷して手術を受けた。初日は本場所で236日ぶりの勝利。この日も観客から大きな声援を送られた。

 朝乃山は「(初日の取組後に)いろんな方から『おめでとう』という連絡をいただいた。師匠(高砂親方)からも『お帰り』という言葉をいただいて、うれしかった。今日も(自分の)しこ名を呼び上げられて声援がうれしかった」とファンや周囲への感謝の思いを口にする。

 2番取った相手は、いずれも20代の力士。関取時代より早い時間帯に相撲を取ることにも「戻ってこられたという気持ちもあるし、本土俵の緊張感の中で相撲を取れることを実感できている。まだまだ若い子に負けたくない。早いのは苦じゃないですし、ケガをしてより一層、準備運動が大事」と全てを前向きに受け止めた。