ドジャースの大谷翔平投手(30)は8日(日本時間9日)、ホワイトソックスとのオープン戦(米アリゾナ州グレンデール)に「1番・指名打者(DH)」で出場し、2打数無安打だった。3打席に立って空振り三振、見逃し三振、四球。今春オープン戦5試合目にして初めて快音を響かせることができなかった。
相手先発のシェーン・スミス投手(24)の力強い真っすぐに押し込まれた。第1打席は98・4マイル(158キロ)の高め速球に手を出して空振り三振。続く打席ではフルカウントからの97・6マイル(157キロ)に手が出ず見逃し三振に倒れた。
大谷から2三振を奪ったメジャー未経験の右腕に注目が集まっている。昨年12月に開催された「ルール5ドラフト」で全体1位指名を受けたのが、スミスだった。40人枠に入っていないマイナーリーガーを対象とし、有望株を飼い殺しにしないためのシステムで、日本の「現役ドラフト」のモデルともなった「ルール5ドラフト」。最上位指名にふさわしいパフォーマンスだった。
MLB公式サイトも「最も恐ろしい打線を打ち破った」「特に大谷との2度の対戦でその能力が際立った」と、強力ドジャース打線を相手に3回1安打、5奪三振、無失点の好投を称賛。フリーマン、ウィル・スミスの主軸からも三振を奪い、二塁を踏ませなかった。
「こうした登板が何を意味するか、ここにいることが何を意味するかは分かっている」と語ったスミス。立身出世への一歩を踏み出す、確かな快投だった。












