メインカード消滅というまさかの事態に直面した格闘技イベント「THE MATCH 2」(5月4日、東京ドーム)を〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)が忖度なしにぶった切った。朝倉未来(32)と対戦予定だったラストマンスタンディング王者の平本蓮(26)が練習中のケガにより欠場することを発表。これにより風雲急を告げることになった格闘技界の行方を、この男はどう見るのか…。
未来と平本は昨年7月の「超RIZIN.3」で初対戦。戦前、両者が「負けたら引退」を宣言(平本はその後撤回)し盛り上がった因縁の一戦は、平本が1ラウンド(R)でTKO勝ちした。
これにより未来は引退を表明したが、勝者の平本には音声データが流出するなど〝ドーピング疑惑〟が勃発した。検査結果は「シロ」だったが、大騒動になったこともあり再戦が決まっていた。
だが、試合を2か月後に控えた3日、平本が練習中に負傷し「外傷性肩関節不安定症」と診断されて手術し、全治6か月となったため試合を中止すると発表。大会の開催自体も危ぶまれる状況だが、榊原信行CEOは「僕としては、何が何でも未来に上がってもらいたい。朝倉未来の復活祭にしてほしい」と力を込めた。
これに青木は「ホント、最近の若いヤツらはすぐ辞めたり、すぐ欠場したりでダメだな。少しは藤田和之や桜庭和志を見習えよ」と、教科書通りの老害発言で声をしゃがれさせる。その上で、ここからの未来の選択に注目したいとしてこう続けた。
「朝倉さんには3つの選択肢があると思う。まず『競技路線』でクレベル・コイケや鈴木千裕と対戦。それか『とりあえず路線』で皇治とか奥田啓介とか大砂嵐とかギャビ・ガルシア戦。あとは『PPV重視路線』でライアン・ガルシアとか清原和博とかとバラエティー色の強い試合。どうするか…」
選択に注目する理由は、今回は未来にとって「ピンチの形をして現れたチャンス」にほかならないと見るからだ。青木は「〝負けたら引退マッチ〟でうっかり負けちゃった朝倉さんにしたら、今回は本来、出てくるのが相当恥ずかしかったはずだ。ところが一転、興行や業界を救うための〝男気復帰〟になった。これをどう生かせるかだ」とメガネを光らせる。
さらに「いわばヒール(悪党)からベビーフェース(善玉)に変わる大チャンスなんだよ。ここでどう動くか、まさに朝倉さんの腕の見せどころだ」と指摘。これを踏まえて「ぜひ〝負けたら退団マッチ〟の中野たむを見て、ベビーフェースを学んでほしい」と助言した。
相変わらず言いたい放題だった青木は、最後に「それはそれとして、俺の試合が第6試合って〝どうでもいい扱い〟にもほどがあるんじゃないか?」と嘆く。格闘技イベント「ONE172」(23日、さいたまスーパーアリーナ)の試合順が発表され、青木にとっては〝勝っても負けても退団マッチ〟とウワサされるエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)戦が中盤に組まれたことに「何なんだよ…。これじゃあ、第5試合で『解散・コントラ・追放マッチ』が組まれた反GLEモンスターズみたいじゃないか…」と肩を落とす。
そして「せめて中嶋勝彦 vs サイモン・ゴッチより注目してもらえるように頑張るよ」とよく分からないことを口走ると、ようやく電話を切った。












