フィギュアスケートの世界ジュニア選手権(ハンガリー・デブレツェン)で初優勝を中田璃士(TOKIOインカラミ)が〝王者〟のプライドをのぞかせた。

 前回大会2位だった中田はショートプログラム(SP)2位で迎えたフリーで、4回転―3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)―オイラー―3回転サルコーなどを着氷。逆転で世界の頂を勝ち取った。3日には羽田空港に帰国し「4回転を跳ぶ選手が何人もいたので、去年よりもすごくレベルの高い試合だと思った」と神妙に振り返った。

 今季は昨年12月上旬のグランプリファイナルで3位に入ったが「あそこの負けで結果を残さないと」とスイッチが入った。同12月下旬の全日本選手権でシニア勢の壁を破って2位に食い込み、今大会ではテッペンを勝ち取った。ただ、今季の点数は「評価するなら80点」とし「来季は(ジュニアグランプリ)ファイナルで絶対優勝して、世界ジュニアも2連覇したい」とさらなる飛躍を誓った。

 来季のジャンプの構成については「ジュニアの大会では4回転3本を目標にして、全日本選手権では4回転4本を目指したい」ときっぱり。16歳の若武者はまだまだ伸びしろたっぷりだ。