ボクシングのWBA世界ライト級王者ジャーボンテイ・デービス(米国)が1日、米ニューヨークで挑戦者のWBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(米国)と対戦し、1ー0の判定で辛くもドロー防衛。プロデビューからの連勝も30でストップした。

 9ラウンドにはデービスがヒザをついたように見えたシーンもあったが、レフェリーはダウンと判定せず。この〝疑惑のダウン〟が波紋を呼び、世界中で議論が紛糾している。世界4階級制覇王者テレンス・クロフォード(米国)は自身の「X」で「ヒザをついてダウンと判定しないのは見たことがない。今夜はルールを忘れてしまったに違いない」と疑問を呈し、元WBC世界スーパーウエルター級王者セルヒオ・モラ氏(米国)は「この試合はローチの勝ちだ!!」と投稿した。

 この試合で、デービスに対する評価は急落し、ローチへの期待が急騰。米誌「Forbes」ではブライアン・マジック記者が「もしレフェリーが正しい判定を下していたら、ローチは2階級の世界王者となり、デービスはプロとして初の敗北を喫していただろう」とした上で「ボクシング界は私も含めて、ローチの名前に敬意を払うべき時が来ている。彼は見事なボクシングを見せ、予想以上に迫力を見せた」と挑戦者の戦いぶりを称賛した。

 さらに、同記者は世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とローチの〝夢対決〟を熱望。「ローチが再び130ポンド(スーパーフェザー級)に体重を落とし、井上尚弥が122ポンド(スーパーバンタム級)から階級を上げてローチに挑戦したらどうなるかを見てみたい」と記した。