ロシアオリンピック委員会(ROC)が、国際オリンピック委員会(IOC)と資格停止処分の解除へ向けて正式交渉を開始したとロシア国営通信社「タス通信」が報じた。

 IOCは、ウクライナの一部地域のスポーツ組織を一方的に編入するなど、同国のオリンピック委員会の自治権を侵害したとして、ロシア側に対して無期限の資格停止処分を科している。だが、IOCの次期会長選後にロシアに対する処分を解除して、国際舞台に復帰する動きが出てきた。

 タス通信は「ロシアオリンピック委員会は、IOCと復帰について予備協議を行ったと、ロシアテニス連盟(RTF)のシャミル・タルピシチェフ会長が語った」と報道。ロシアスポーツ界の重鎮であるタルピシチェフ氏は「我々はIOCと予備協議を行った。しかし、この問題に関するすべての決定はIOC会長選後に下される。これが現在組織内で焦点となっていることだ」と明らかにした。

 さらに同氏は「ロシアオリンピック委員会の資格停止につながった正式な問題が解決すれば、ロシアオリンピック委員会は復活するはずだ」とロシアに対する制裁の解除に自信を見せた。

 IOCがロシアの資格停止処分を解除すれば、五輪など国際舞台に正式に「ロシア」の一員として復帰することになる。今後の動向が注目される。