女子プロレス「マリーゴールド」の〝スーパールーキー〟山岡聖怜(18)が〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)と緊急特訓を行った。

 デビュー5戦で山岡は高橋奈七永とツインスター王座を奪取。20日に東京・後楽園ホールで行われる初防衛戦で、林下詩美&ビクトリア弓月からの挑戦を受ける。

 大事なV1戦を控えた2月某日、スーパールーキーは青木が待つ都内のジムを訪れた。山岡のバックボーンは小学生の時に始めたレスリングだ。青木とケージ内でスパーリングを行い、最後には得意技のエイオキクラッチ(フルネルソン・ホールド)を伝授された。

青木(左)の得意技エイオキクラッチにトライする聖怜
青木(左)の得意技エイオキクラッチにトライする聖怜

 練習後に2人は対談を行った。寝技のスペシャリストとの特訓を終えて山岡は「(青木の動きは)総合格闘技というか、そっち系だから少し戸惑ったけど、スパーリングして楽しかった。(エイオキクラッチを)次のタイトルマッチで使ってみたい」と充実した表情を浮かべた。

 一方の青木は「これだけ動けたのが全てじゃないですか。今の男子、女子を含めてこれだけ動ければ、後は自分がどう表現して組み合わせるのか。本当に練習してんなと思いました」とスーパールーキーを絶賛した。

激しいスパーリングで汗を流した聖怜(上)と青木
激しいスパーリングで汗を流した聖怜(上)と青木

 トークでは誹謗中傷に関する話題にも及んだ。マリーゴールドは先月に公式サイトなどで、所属レスラーへの悪質なSNSの投稿などについて注意喚起を行っていた。

 山岡は「いい意味でも、悪い意味でも最近は(誹謗中傷が)多い。やっぱり見ちゃうし。本当に自分が思っていることを言う人がいるし、自分に課題があって痛いところを突いてくるというか…」と悩みを打ち明けた。

 これに対して、青木は「頑張るしかない。プロレスの客って〝文化レベル〟が高くて、好きでよく見ているから、痛いところを突きやがるんですよね。でも、格闘技の客はただ〝強振〟を振ってくるだけなので、楽なんですよね。そこの差はやっぱりある。『こいつユーモアあるな』と思う時もあるし『こいつ面白いな』と思うしかない」と自身の見解を示した。

 その上で「みんな我慢できなくなっちゃっていると思うので。女子プロレス、男子(プロレス)、社会(全体)もそうだけど我慢ができなくなっている。すぐに盛り上がることをしがちじゃないですか。なので、まだキャリアを始めたばっかりなのに言い方はあれだけど、我慢した方がいい」と、持論を交えながら山岡を励ましていた。