フランスプロサッカーリーグ機構(LFP)が放映権を持つ動画配信大手「DAZN」を提訴した問題で、各クラブの将来が不安視されている。

 今季からフランスリーグを放映しているDAZNは著作権の侵害に対する対応、宣伝などで一部クラブの協力不足を理由に2月14日に期限を迎える分割金の半分となる3500万ユーロ(約55億6000万円)の支払いを拒否。LFPは提訴し、パリ商業裁判所は2月末に放映権に関する支払い命令を出すと発表した。

 ただフランス紙「パリジャン」によると、リーグからの支払いが滞ることで「クラブの中には近い将来を非常に心配しているところもある」という。また「ルモンド」紙によると、LFPの担当弁護士イブ・ウェールリ氏は「クラブ側は即日、祖国から金銭を受け取ることを期待している」とし、期限から2週間遅れとなる2月末に命令が出されることに「クラブを極めて危険な状態に陥れることになる」と懸念した。

 LFPはDAZN側の決済を待つ間、各クラブに準備金を使って援助する方針という。ただ、すべての事案に対応できるかは不明で、今後の動向が気になるところだ。