2022年北京五輪で1000メートルの金を含む4個のメダルを獲得したスピードスケート女子の高木美帆(TOKIOインカラミ)が新たな〝金字塔〟を打ち立てた。

 米・ミルウォーキーで開催中のW杯第4戦初日(31日=日本時間2月1日)の1000メートルで1分13秒56をマークして優勝。W杯通算35勝目を挙げ、平昌五輪500メートル金メダルの小平奈緒、男子で長野五輪500メートル金メダルの清水宏保の34勝を上回り、日本歴代最多記録を更新した。

 日本のエースとして活躍する高木は、北京五輪後にナショナルチーム(NT)を離れ、ヨハン・デビット氏のもとで練習に励む決断を下した。「team GOLD」(チーム ゴールド)を結成し、五輪2大会連続メダリストで女子の佐藤綾乃(ANA)、北京五輪男子500メートル8位入賞の村上右磨(高堂建設)ら国内外の選手と強化に努めてきた。

 北京五輪を通じ「やり切った感も感じた」というが、26年ミラノコルティナ五輪で本命の1500メートルVを目標に再スタートを切った。「私がやりたいスケートを考えた時に、高いレベルで戦うことを求めていると改めて気がついた」といばらの道を選択し、今季もW杯の舞台でハイパフォーマンスを披露。悲願達成に向けて、着々と準備を進めている。