まさかの黒星だ。大相撲夏場所14日目(25日、東京・両国国技館)、大関琴桜(26=佐渡ヶ嶽)が関脇阿炎(30=錣山)に屈して4敗に後退。自力Vの可能性が消滅した。
7連勝中と合口の良い阿炎との一番。圧力をかけながら土俵際まで押し込んだが、右腕をたぐられて体勢が崩れた。相手にノド輪で突き起こされて大きくのけぞると、最後は押し出されて俵を割った。念願の初優勝が遠のく、痛恨の黒星。取組後の琴桜は「ちょっと、すみません…」と言葉を絞り出し、その後は口をつぐんだ。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「あそこ(土俵際)は攻めるところだから、仕方がない。阿炎が最後の執念で残した。明日でしょう」と評した。
星で並んでいた新小結大の里(二所ノ関)が3敗を守り、単独首位に浮上した。自力Vが消えた琴桜が逆転するためには、千秋楽で大の里が阿炎に負けることが必須条件。その上で、琴桜が4敗同士で並ぶ大関豊昇龍(立浪)を倒して決定戦に持ち込まなくてはならなくなった。












