【今週の秘蔵フォト】日本ポップス史上、抜群の歌唱力を誇り、近年のJ―POP再ブームでも高い評価を受けているのが平山三紀(みき)だ。
1970年に「ビューティフル・ヨコハマ」でデビュー。強烈なハスキーボイスが話題を呼んで、71年の2枚目のシングル「真夏の出来事」がオリコン最高位5位と大ヒットする。今でも多くの歌手にカバーされる名曲だ。続く「ノアの箱舟」も10万枚を売り上げるヒットを記録しスターへの仲間入りを果たした。
74年6月1日にはレコード会社を移籍。同年6月20日付本紙には約半年ぶりの新曲「熟れた果実」をリリースしたばかりの平山のインタビューが掲載されており、独特の恋愛感を語っている。当時24歳。まだ本名の「平山三紀」を名乗っていた。
「美人なんて思ったことはないわ。そんなこと言われて喜ぶトシでもないし…。結婚してもいいと思うのよ。でも相手がいないの。どうしてできないのかしら。恋愛した経験が全然ないの。困るわ。色気がないって言われるんですけど、自分では大いにあるつもりなんです」とやや不満そうな表情を見せた。
休養した半年間は家でぶらぶらしながら、貯金を少しずつおろして好きなものを買っていたという。
「今度、再デビューしたでしょ。その時、色っぽく変身してはどうかという意見もあったんです。でもつくられたタレントにはなりたくない」とアーティストとしてのプライドをのぞかせた。
「熟れた果実」からはコンスタントにシングルとアルバムを発表。日本ポップス界で確固たる地位を築いた。
80年代からはアーティスト性が高かったことから、ロックミュージシャンからのアプローチも多く、近田春夫、サンディー&ザ・サンセッツとの共演も実現した。
昨年には「渋谷系のアイコン」である元ピチカート・ファイヴの野宮真紀とのデュエット曲「アーティスト」も発表。時代を超えたシンガーとして絶えず活躍を続けている。












