【病院通いになる前に健康寿命を伸ばす! プレメディカルケア】

 スポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに、解説します。

【お悩み】80歳になった父が姿勢よく歩くためには何を意識したらいいのでしょうか?(60代男性)

【アドバイス】いつもより半歩前となる広めの歩幅で一緒に散歩してみてください。

【解説】同居をかたくなに拒否する父の傘寿のお祝いに、杖をプレゼントしたら喜ぶどころか「まだまだ自分で歩ける」と怒らせてしまったと頭を抱えていた男性。お父さんは猫背気味で、歩くスピードも年々遅くなっていると心配されていました。

 三半規管の衰えも影響し始めていると思うので、息子さんにはまずは杖なしで一緒に散歩することを勧めました。

 姿勢よく歩くための歩幅は、自分の靴のサイズ+半歩分。ゆっくりでもいいのでいつもより半歩前を意識した広めの歩幅で歩く。1足半の歩幅で歩く習慣が身につくと、姿勢よく安定して歩けるようになります。また足は、自分が思っているほど上がっていないので、壁などに手をついて足が上がっているかも確認すると良いでしょう。

 姿勢よく歩けるようになると、自然に胸が張れているので呼吸もしやすくなります。

 もちろん杖は歩行バランスを保つサポートになりますが、使い慣れていない人や杖に抵抗感がある人に無理強いするわけにいかない場合は、傘で代用しても構いません。

 壁に背中をつけた時、かかと、お尻、肩甲骨の3か所が同時に壁にピタッとつけば、姿勢のいい立ち姿です。どれか1か所でもつかないと猫背だと自覚できます。自分の姿勢を自覚できれば、普段から歩く姿勢を意識するきっかけになるでしょう。