フィギュアスケートの世界選手権(カナダ・モントリオール)で56年ぶり8人目の3連覇を達成した坂本花織(シスメックス)に対し、ライバル国からも賛辞が上がっている。

 22日(日本時間23日)のフリーでは冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を軽やかに決めると、3回転フリップ―2回転トーループなどの連続ジャンプも成功させた。全てのジャンプを着氷させるほぼノーミスの演技で149・67点、合計222・96点をマーク。「いい緊張感の中で一つひとつ集中してできた。すごくうれしい」と声を弾ませた。

 ペギー・フレミング(米国)以来の快挙を、ロシアメディア「sports.ru」は「坂本が世界選手権3連覇。今や坂本もレジェンドの1人となった」との見出しで報道。その上で「今シーズンは坂本にとって大成功を収めた。坂本は安定していて自信に満ちているように見えた」と褒めたたえた。

 国際スケート連盟はロシアのウクライナ侵攻を受け、一昨年からロシア勢を国際大会から除外。今大会も不在だったが、同メディアは「坂本はロシアの女性選手がまだ達成していないことを達成した。我が国のフィギュアスケーターは世界選手権で金メダルを3個集めた選手はいない」と指摘し「獲得したタイトルはすでに歴史に刻まれている」と太鼓判を押した。

 記者会見時に坂本は「もちろん(ロシア勢が)帰ってきてからも勝ち続けたい。今のままじゃダメだとわかっている。できることを精いっぱいやって、もっともっと自分自身のレベルを上げていけたら」と語っていた。ロシア勢に負けじと、さらなる進化を目指す覚悟だ。