新大関での勝ち越しに〝王手〟をかけた。大相撲春場所9日目(18日、大阪府立体育会館)、新大関の琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽)が関脇大栄翔(30=追手風)を下して7勝目(2敗)を挙げた。

 取組後に琴ノ若は「しっかり攻めて、自分の相撲が取れた」と手応えを口にした。大関候補の相手を力強く押し出す快勝には、審判長を務めた粂川親方(元小結琴稲妻)も「落ち着いていた。一方的な相撲だった」と高評価を与えた。

 勝ち越しまであと1勝とし、賜杯レースでも全勝の新入幕尊富士(24=伊勢ヶ浜)を2差で追いかける展開。まだ逆転優勝のチャンスはある。10日目の19日は埼玉栄高の後輩でもある幕内王鵬(24=大嶽)との一番。「しっかり集中していきます」と静かに闘志を燃やしていた。