快進撃が止まらない。大相撲春場所9日目(18日、大阪府立体育会館)、新入幕の尊富士(24=伊勢ヶ浜)が小結阿炎(29=錣山)を押し出して9勝目。幕内唯一の全勝をキープした。
直前の取組で地元大阪出身の幕内宇良(木瀬)が幕内朝乃山(高砂)を破った。取組後に尊富士は「前の取組がすごい歓声で(雰囲気に)のまれたら自分の相撲が取れないと思っていた。自分の相撲に集中できました」と納得の表情を浮かべた。
兄弟子の横綱照ノ富士(32)から受けた叱咤激励も発奮材料になっている。尊富士は「場所前で(稽古に)身が入ってなくて、横綱から『(初場所で)十両優勝したからなんだ。上の番付があるから集中しろ』と怒られた。横綱が休場している分、場所前に言われたことを思い出して、土俵に上がっています」と明かした。
10日目の19日は1差で追走する幕内大の里(二所ノ関)との直接対決。尊富士は「意識はあるけど、土俵に上がると意識してられないし、特にやることは変わらない。ここまで来たら弱い人はいないし、自分の相撲を取り切るだけ」と気を引き締めた。
新入幕Vなら1914年5月場所の両国以来110年ぶり。快挙達成の行方を占う大一番に注目が集まる。












