パリ五輪出場を決めたなでしこジャパンが〝二刀流戦術〟を使いこなし、メダル獲得を目指す。

 なでしこは、先月に行われた北朝鮮とのパリ五輪アジア最終予選2試合合計2―1で五輪切符を手にした。本番では「一番良い色のメダル」を目標に掲げる池田太監督は、13日に取材に応じ、4バックと3バックを状況に応じて併用していく方針を示した。

「組み合わせを見て相手がどう来るかも含め、4バックの良さが出るのか、3バックの良さが出るのか考えていかないといけない。どっちがベースというよりは、自分たちの良さと相手のストロングをどう消すか、試合の流れも含めて考えていくことになるかと思う」

 直近では、北朝鮮との初戦は主将のDF熊谷紗希(ローマ)を中盤の底に位置するアンカー起用した4バックが機能せず苦戦。熊谷は途中交代し、スコアレスドローに終わった。第2戦では主将を3バックの中央に配置した形が、ハマって2―1の勝利につながった。

 指揮官は、このときの3バック変更について「直接誰か選手から打診があったわけではなく、我々側から、提示したという流れだった」と説明。ただ、本番では同じ相手との2連戦はない。目標達成に向けては、試合中でも即時判断する指揮官の度胸も求められそうだ。