女子プロレス「スターダム」春の祭典「シンデレラ・トーナメント」が9日、横浜武道館で開幕し、初優勝を狙う〝闇の黒虎〟スターライト・キッドが好発進した。
今年のトーナメントはワールド王者の舞華をはじめ、ワンダー王者・安納サオリ、IWGP女子王者・岩谷麻優、STRONG女子王者ジュリアらタイトルホルダーと優勝経験者がほとんど参加せず、若手選手を中心に24人が参加。20日の名古屋大会で決勝戦が行われる。
昨年11月にデビューした弓月(19)にいきなり先制を許したキッドだが、これを落ち着いて対処。カウンターのドロップキック1発で逆転し、顔面蹴りの洗礼を浴びせた。
相手の柔道殺法も耐え抜くと、試合時間が残り5分をきったところで本領発揮。キッチャーマン(変型フィッシャーマンズスープレックス)2連発から、エゲつない角度の逆片エビ固めで捕獲。これはロープに逃げられたものの、最後は鮮やかなムーンサルトプレスで圧殺した。
2回戦(10日、後楽園ホール)では1回戦シードの〝狂乱娘〟鈴季すずとの対戦が決定。実況席の鈴季とにらみ合ったキッドは「1回戦突破、これは当然の結果だろ。だって、2回戦で散々やられてきた鈴季すずが待ってんだからよう」と舌なめずりだ。
昨年6月18日の汐留大会では2人のシングルが組まれた。だが、イス攻撃を見舞ったキッドが反則負けに。「意味のないシングルが組まれてさあ。5★STAR(GP)とかでやられていたから、こんな何もないところでやり返してもしょうもねえって思って、試合をぶち壊しちゃったんだよね」と悪びれた様子もなく振り返る。
だが、今回は違う。「シンデレラTという超最高の舞台が用意されてるんだよ。憎かったヤツを叩き潰して勝ち上がれるなんて、最高じゃん。散々、アイツには貸しをつくっていたけど、必ず3カウントでテメーを引きずり下ろしてやるよ。鈴季すず、待っとけよ!」。復讐の鬼と化した黒虎が不気味だ。













