【フロリダ州ポートセントルーシー発】メッツの藤浪晋太郎投手(29)が7日(日本時間8日)、ナショナルズとのオープン戦で7回から1イニングを三者凡退に抑え、見事な新天地デビューを飾った。

 2点リードの7回から5番手でマウンドへ。先頭の6番・キーブームは1ストライクからの2球目、この日最速となる94・6マイル(約152・2キロ)の内角速球で詰まらせ、遊ゴロで料理。続く7番・ミアスは2ボールからの3球目、94.4マイル(約151・9キロ)の外角フォーシームで左飛に打ち取った。そして次の8番・ヤングに対しては試合中継局「SNY(スポーツネット・ニューヨーク)」の解説者ロン・ダーリング氏が「素晴らしい」と思わず絶賛する84・2マイル(約135・5キロ)のスライダーを低目に決め、初球ストライクを奪う。そして2―2からの5球目、93・5マイル(約150・4キロ)の外角球でボテボテの二ゴロ。わずか10球で打者3人を仕留めると、スタンドのファンから万雷の拍手を浴びた。

 登板後の藤浪は「SNY」のインタビューで、開口一番「とりあえず無事に終えることができてホッとしています」とコメント。そして、この日の最速が約95マイル(約152キロ)だったことにも触れ「球速は全然いつでも上がると思いますね。何ならもっと腕を振れば、球速は出たでしょうけど。今日求めているところはそこではなかったので」と淡々とした表情で振り返っていた。

 満点投球で最高のデビューを飾った「フジ」こと藤浪。今後の登板が実に楽しみだ。