韓国サッカー協会は、アジアカップ4強敗退などを受けて同国代表のユルゲン・クリンスマン監督を解任し、後任の選定にあたっている中、Kリーグ1部・蔚山のサポーター団体が同リーグ指揮官の引き抜きに強く反対する声明を発表した。

 韓国協会はクリンスマン監督の後任には、同国人を選ぶ方針としており、蔚山の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督らが候補に挙がっている。Kリーグのシーズン中とあって、蔚山のサポーター団体は声明で「韓国協会によるKリーグ現役監督の代表監督選任に対して強い遺憾の意を表明する。協会は最近、韓国サッカーで起きている一連の事態に何の責任感も感じず、ただKリーグ監督を盾にして責任を回避しようとしている」と協会の方針に反対した。

 それだけに、現役指揮官の選任の場合は行動にも出ることも示唆した。「洪明甫監督を含むすべてのKリーグの現役監督を選任することに対して強く非難し、彼らを守るためのいかなる努力も惜しまない。リーグの現役監督の選任議論自体を無効化することを要求し、そのためにいかなる団体行動も辞さないことを宣言する」。協会側は、このような反対を押し切った決定を下すのか。

 洪監督は21日に行われたアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦第2戦(国立)で甲府に2―1と勝利し、8強進出を決めた後の会見で、韓国代表監督について「知っていることがないから、申し上げる言葉もない。それが現在の私の立場である」と語っていた。