立憲民主党の岡田克也幹事長は20日の会見で、同党の梅谷守衆院議員が自身の選挙区(新潟6区)で開かれた会合に出席した際、日本酒を配布したことに言及した。

 梅谷氏は1月14日に同県上越市の町内会が開いたイベントに参加。日本酒を町内会長に渡していたという。

 政治家が選挙区内で有権者への金品などの提供は、公職選挙法に抵触の恐れがある。衆院本会議終了後、梅谷氏は「イベントに対する対価と認識していた。自分の認識不足、軽率だったなと深く反省しております」と述べた。

 岡田氏は「本人も述べているように軽率な行為だったということは、間違いないと思います。私としては事実関係をよく把握した上で、どういうふうに対応するか考えていきたい」と語った。

 しかし公選法をめぐっての問題は過去に辞職などに追い込まれた国会議員がいる。自民党の小野寺五典衆院議員が1999年、氏名入りの線香を選挙区(宮城6区)に配り書類送検され、翌年に議員辞職した。

 2014年には当時、法相だった同党の松島みどり衆院議員が地元(東京14区)で「働きます 日本のため 下町のため」と書かれた〝うちわ〟をお祭りで配ってたことがわかり、更迭に追い込まれた。同じく同党の菅原一秀元経産相は19年10月、秘書が地元有権者に香典を出した疑いがあることが週刊誌に報じられたことを受け、閣僚辞任。最終的には議員辞職した。

 その後、東京地検特捜部は菅原氏を略式起訴し、東京簡裁から罰金40万円、公民権停止3年の略式命令を受けている。

 梅谷氏は同イベントに参加して日本酒を配布した点について「対価だった」と説明したが、小野寺氏は辞職し、菅原氏は公民権停止となった。今後、立憲としてはどう対応するのか。

 岡田氏は「事態の推移を見守る。ただ、線香を配ったとかいうのは、候補者が個人に対して持って行った。(梅谷氏は)集団でやっていた会合に対して参加した時に、参加の対価として酒をもっていったという認識だったと思っております。会費制でない場合に酒を持っていった。なかなか難しい判断があると私は思います。しかし、誤解を招きかねない対応だったことは間違いないので、本人も反省している」と語った。