元厚労省キャリア官僚で行政学者の中野雅至氏が18日、「よんチャンTV」(大阪・毎日放送)に生出演し、3度目の大阪都構想の賛否を問う住民投票について言及した。

 3度目の都構想をめぐっては、今年2月に吉村氏と横山英幸市長が「大阪都構想への挑戦」を掲げ当選。吉村氏は大阪府の3月議会で「法定協議会」の設置議案を提出し可決したが、市議会では維新の大阪市議団が「法定協議会の設置に慎重」な姿勢を見せており、横山氏は今月まで議案の提出を見送っていた。

 17日、大阪市西区で投開票された市議会議員の補欠選挙で「都構想の推進」を公約に掲げていた栗田裕也氏が当選したことや、大阪維新の会市議団から続投を求める声が上がっていることを受けて、吉村氏は次の府知事選に出馬する意向を示した。

 市議団の要望に応じた吉村氏が「来年春の住民投票に賛同しない場合、立候補しない」と条件をつけていたことに対し、中野氏は「これはコップの中の嵐やと思います。聞いてる人にとっては『何が何やねん』って感じですよ。要するに駆け引きしてるだけ」とバッサリ切った。

 さらに「なぜそんなに都構想を急ぐ必要があるのか、なぜ2回目で止めると言っていたのに、3回目をやる必要があるのか。明確に説明するべき」と指摘した。

 続けて「選挙で維新が負けるんだったら分かるけど、維新は勝ち続けてるわけでしょ。有権者もどこかで受容してる部分があるんだから、最終的には住民投票で決めたらいい。ただ説明はしてほしい」と語った。