【病院通いになる前に健康寿命をのばす!プレメディカルケア】

スポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに、解説します。

【お悩み】冬場の犬の朝散歩。出かける前に体を温める簡単な運動を教えてください。(60代男性)

【アドバイス】軽いジャンプを約30秒間、手と足のグーパー動作を約1分間。ワンちゃんケアも忘れずに。

【解説】定年後、保護犬の里親になったという男性。半年ほどでやっと慣れてきたら毎朝6時30分に起こされるようになり、元気に散歩するようになったことはうれしいものの、冬場は少々つらいと苦笑いされていました。

 外出前に短時間で体を温めるためには、軽くジャンプする動作が有効です。ぴょんぴょん跳び上がらなくても、つま先を伸ばす程度で十分。足腰の悪い人なら、壁に手をつきながらでもいいので、約30秒間続けるだけで体全体が温まってきます。ただ起床後すぐは体が慣れていないので、軽くストレッチなどしてから行ってください。加えて、冷えがちな手や足にグッと力を込めて握った状態からパッと開く動作を約1分間。この2つを朝起きた時の習慣にすると、寒い屋外に出ても心臓への負担もかかりません。

 同時にワンちゃんの寒暖差対策も忘れずに。犬は人間より心臓が小さいので、暖かい部屋からいきなり寒い屋外に出ると人間同様、急激な温度変化によって血圧が急変するヒートショックの危険があります。日中にお散歩できたらベストですが、朝か晩に散歩する場合は、玄関などで外気の温度に慣らしてから出発するか、犬用の腹巻きなどを着用させるといいでしょう。散歩中、ハアハア息が荒くなったり、動きが鈍くなったら暑がっているサインなので、腹巻きを外してあげてください。

 もしも床暖房が入っている自宅で飼っている場合。犬は暖かい場所は好きですが、体形上、胴が長く足が短いので、ずっと下から熱せられていると灼熱地獄に感じ、脱水症状になることもあるので、定期的に暖房を止めてあげてください。私が飼っている犬も冬場は暖房の前を陣取りますが、どんなに嫌な顔をされても定期的に止めてケアしています。高齢か持病のある犬なら、寒暖差にはより気をつけてあげてください。◆取材構成=福山純生(雀聖アワー)