新入幕で遭遇した〝難敵〟とは? 大相撲の幕内大の里(23=二所ノ関)が4日、都内で開かれた「東京糸魚川会 新年会」に出席。新潟・糸魚川市の海洋高OBとしてトークショーに参加した。先の初場所は新入幕で11勝を挙げ、敢闘賞を受賞。一方で、横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)ら役力士との対戦では3戦全敗と上位陣に力の差を見せつけられた。

 大の里は「場所前には、まさか上位戦があるとは思っていなかった。でも、それだけ自分がいい成績を残して(対戦を決める)審判が期待してくれたので本当にありがたい。また上位で戦えるように頑張りたい」と看板力士との対戦に刺激を受けた様子。ただ、普段は冷静な大の里も、照ノ富士との初顔合わせでは平常心を保つことが難しかったという。

「作戦はあったけど、土俵に立って目の前で横綱を見ると萎縮する。今だから言えるけど、制限時間いっぱいになって西の力水のところに懸賞金が置いてあって、そこも考えちゃいますよね。今場所は片手でしか懸賞をもらっていないし、ここで勝てば両手でもらえるのだと…。いろいろ考えて冷静ではなかった(苦笑い)」と心が揺れ動いたことを告白した。

 春場所(3月10日初日、大阪府立体育会館)では大きく番付を上げることは確実。期待の新星は「一日一日集中して(稽古を)頑張るだけだし、上の番付を目指すだけ。今場所で課題も見つかった。来場所は上位と総当たりになると思うので、同じ失敗をしないように頑張りたい」と力を込めた。