新大関の〝意外な素顔〟とは? 日本相撲協会は31日、関脇琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽)の大関昇進を正式に決定した。伝達式には琴ノ若の中高時代6年間を指導した埼玉栄高相撲部の山田道紀監督(58)も駆けつけた。

 恩師は教え子の晴れ姿に「うれしいの一言。(初場所は)13勝で文句なしで良かった」と感慨深げな視線を送った。祖父は元横綱琴桜、元関脇琴ノ若の佐渡ヶ嶽親方を父に持つサラブレッドは、小学校卒業後に全寮制の名門に進学した。

 山田監督は当時の印象的な思い出を振り返り「部屋のお坊ちゃまでおいしいお肉を食べていると思っていたけど、1800円ぐらいの焼き肉食べ放題をおいしそうに食べる。食べ放題をみんなで楽しく食べられるのが彼の人間性。その素直さが彼の魅力」とその素顔を明かした。

 優勝決定戦では横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)に敗れたが、安定感は他の大関に引けは取らない。元教え子に向けて「横綱になる人はケガをしない。ケガをしていないのが一番の強み。ケガだけは致命的なので、そこはケアしながらまずは来場所やってほしい」とエール。恩師からの期待に、新大関は応えることができるか。