次は横綱輩出だ。大相撲初場所で大関昇進を確実にした関脇琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽)が29日、千葉・松戸市の部屋で会見。31日の正式決定を前に「大関が終わりではないので。もう一つ上を目指していかないといけない」と決意を新たにした。父で師匠の佐渡ヶ嶽親方(元関脇琴ノ若)も「自分の出世より、弟子の出世が涙が出る」と昇進を心待ちにしている。
佐渡ヶ嶽部屋を擁する二所ノ関一門にとっても、待望の新大関だ。かねて積極的に連合稽古を実施し、異なる部屋の力士同士が切磋琢磨。横綱稀勢の里(現二所ノ関親方)ら多くの看板力士が誕生した。コロナ禍による中断期間を経て、昨年11月の九州場所前から再開。結果的に、琴ノ若の大関昇進を後押しする格好となった。
一門の西岩親方(元関脇若の里)は、琴ノ若について「照ノ富士に負けた以外は、本当に強いですね。慌てることがなく、落ち着いている。大関として十分やっていける。場所ごとに強くなっているなと感じた。前に出る圧力、腰の重さ。押されることがなくなった。場所ごとに成長している印象がある。横綱の可能性? 十分あると思います」と太鼓判を押す。
芝田山親方(元横綱大乃国)も「琴ノ若は楽しみだね」と期待した上で「今の調子はすごくいいんだけど、ちゃんと来場所以降も持続できるのかが今後の課題。やはり、稽古で片っ端からなぎ倒していくような稽古を見せないと、ゆくゆく横綱には…。そういう彼の稽古というのは、まだ見たことがない」とあえて辛口の注文をつけた。
部屋のみならず一門の期待も背負いながら、琴ノ若は大関としての一歩を踏み出す。












