横審も絶賛だ。大相撲初場所10日目(23日、東京・両国国技館)、横綱照ノ富士(32=伊勢ヶ浜)は幕内金峰山(26=木瀬)を豪快な上手投げで一蹴。8勝目(2敗)を挙げ、首位と1差を堅守した。
今場所は、腰痛の影響による3場所連続の休場明け。中盤まで無事に乗り切り「体がなじんできた感じがある。ケガをしてから、やれることが少しずつ増えてきた」と復調へ手応えを口にした。
この日は横綱審議委員会の山内昌之委員長(東大名誉教授)が取組を視察し「横綱の責任を果たそうという気概を見せている」と評価。一方で、今場所の照ノ富士は6日目に幕内翔猿(追手風)をダメ押しで吹っ飛ばし、土俵上から相手をにらみつけるしぐさを見せる場面もあった。その取組後には「格下の相手に熱くなって恥ずかしい」と反省の態度を見せている。
山内委員長は「勝負の世界では、ああいうこと(ダメ押しなど)は流れの中であり得る。(相手の)指が目に入ってカチンときたのかな。でも、風呂から上がって冷静になり、反省の言葉がありましたよね。そのあたりは彼の立派なところ」と横綱の姿勢を称賛。「2敗はやむを得ない。このまま最後まで乗り切ってほしい」と残り5日間に期待を寄せた。
照ノ富士は「これから5日間が大事。一日の積み重ね」と逆転Vへ虎視眈々。15日間を完走し、9度目の賜杯を抱くことができるか。













