自民党は派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件を受け、岸田文雄首相を本部長とする「政治刷新本部」を10日、正式に設置した。

 最高顧問には菅義偉元首相と麻生太郎副総裁。本部長代行は茂木敏充氏、本部長代理に小渕優子氏、渡海紀三朗氏、幹事長に岸田首相の腹心といわれる木原誠二氏がそれぞれ就任した。

 幹事には小泉進次郎氏、三原じゅん子氏、松川るい氏ら13人。事務局長は小倉将信氏、事務局長代理に〝若手ホープ〟小林史明氏、事務局長代理に鈴木貴子氏ら4人が抜てきされた。

 岸田首相は党本部でこの日、「政治刷新本部という組織を立ち上げ、国民の信頼回復に向けて、努力しなければならないと考えております」と意気込みを語った。

 11日の初会合では政治資金の透明性の拡大、派閥のあり方に関するルール作りなどが議論される見通しだ。

「今月中に中間報告を取りまとめる予定です。党内では無派閥の菅元首相が地元・神奈川メディアの取材に『派閥はなくせばいい』という趣旨の発言で注目を集めました。参院神奈川選挙区の三原氏が幹事になり菅氏の考えを後押しできるか。これに期待する自民党支持者は多いと見られています」(同党関係者)

 同党は〝政治とカネ〟〝派閥〟の問題に対し、有権者が納得できる報告ができるか。