12日開幕のアジアカップ(カタール)に臨むベトナム代表指揮官でかつて日本代表を指揮していたフィリップ・トルシエ監督(68)が窮地に立たされている。

 2023年2月にベトナム代表を率いることになったトルシエ監督はアジア杯で1次リーグD組に入り、日本(14日)、インドネシア(19日)、イラク(24日)と対戦する。しかし、ここまで全く結果が出ていないことで、インドネシアメディア「Yoursay」は「トルシエ監督は大会を前に大きなプレッシャーにさらされている」と報じた。

 トルシエ監督が大きな重圧を受けているのには成績以外の理由もあるという。現在インドネシア代表を率いる前任者の朴恒緒監督(66)の存在だ。同メディアは「ベトナムの人々は(トルシエ監督と)朴氏の功績と比較した。ベトナムは朴監督時代の6年間に多くの成績を残し、19年アジアカップはベスト8に進出することができた。東南アジアサッカー界を代表するような指導者だ」と指摘した。

 実際、朴監督の後任として期待されながらも結果が出ていないトルシエ監督に対し、ベトナム国内ではアジア杯開幕前から批判が高まっているという。同メディアは「ベトナムは宿敵インドネシアとの対戦を含めて簡単ではない試合になる。トルシエ監督が失敗すれば、批判はさらに高まるだろう。それが解任につながる可能性もある」と伝えていた。