サッカー元日本代表MF小野伸二氏(44)が20日、都内で初の自著となる「GIFTED」(幻冬舎)の刊行記念イベントを開催した。
小野氏は浦和やオランダ1部の名門フェイエノールトなどで活躍し、札幌でのプレーを最後に今季限りで引退した。1998年フランスW杯では日本代表史上最年少となる18歳272日での出場を果たすなど〝黄金世代〟の中心として長年サッカー界をけん引した。
小野氏はたび重なるケガにも苦しんだ選手生活でもあったが、幼少期から現在までの〝知られざる小野伸二〟を初の自著で余すところなく書ききった
この日はファンに向けて刊行記念イベントを開催。イベント前に取材に応じた小野氏は「自分の言葉を残したいとすごく思った。伝えたかったことは、自分がこうやって育って、こういうことを考えてというものを正直に言葉として残したかった」と出版の経緯を語った。
また、世代が近く代表でも長年ともにプレーして比較されることも多かった元日本代表MF中村俊輔氏への思いも吐露。「自分はこれまで大きな記録を出しているわけではない。でもみなさんが記憶として持っていてくれているのが不思議。俊輔くんがいろんな記録を持って、いろんなタイトルを取って、MVPを取っている。素晴らしい成績を残しているにもかかわらず、僕にはほとんどない。でも、みなさんにそう思ってもらえる。人間としてそう思ってもらえるような性格になることが大事。人間形成を大事にしてほしい。これから上を目指すサッカー選手に対してはそう言いたい」。小野氏も欧州の舞台でのタイトルなど輝かしい実績を誇るが、自身を記録よりも〝記憶に残る選手〟と位置づけた上で、プレーだけでなく人格の重要性も後世に伝えたい思いがある。
今後については未定を強調したが、天才と称された男はサッカー界でまだまだ輝きを放ちそうだ。












