9日(日本時間10日)の米総合格闘技イベント「UFC Fight Night」(ネバダ州ラスベガス)でカルロス・ヘルナンデス(30=米国)と対戦する〝超新星〟平良達郎(23)がオンラインでインタビューに応じ意気込みを語った。

 平良は当初、10月にUFCフライ級15位のダビッド・ドボジャーク(チェコ)と対戦が予定されていた。しかしこの試合がキャンセルになり、出場が12月にスライド。対戦相手は希望していたランキング選手ではなくなった上、開催地が中国・上海からラスベガスに変わった。

 そんな紆余曲折を経て金網に入る平良は、対戦相手について「ボクシングが好きなストライカーなのかなという印象です。オールラウンダーではあるけど、その中でも勝負したいのはストライキングだと思う」と分析。その上で「特に(組み技が得意な)僕が相手だと絶対ストライキングで来ると思うので、しっかり想定しながら練習は積んできました。上を取ってどんどん進めてフィニッシュを狙うのもそうですけど、スタンドでも相手のペースにさせないような動きをしたいと思います」としつつ一本勝ちを誓った。

 テークダウンで相手を倒し、グラウンドで上を取って一本を狙う戦い方を得意とする平良だが、気をつけたい点として「最近のMMAは上を取るだけでは判定もつかないので、しっかりダメージを与えるのは意識して練習してきました」と話す。グラウンドコントロールよりも打撃のダメージが高く評価されるケースが増えているとして「例えば、上を取ったけど(胴を相手の両脚で挟まれて)クローズの中に収まって、下からヒジとかをもらってカットしちゃったら、その時ダメージは下の人の方が与えているよねってなるので。上を取って何もしないでスタンドも印象が悪いと評価されない。しっかり相手にダメージを与えて、相手が防御するから疲れるみたいな展開を意識してます」と〝下からの攻撃〟に警戒。その一例として自身と親交もある鈴木千裕が11月のRIZINアベルバイジャン大会でヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)を倒した下からの蹴り上げと打撃をあげて「『蹴り上げは効く』っていうことはしっかり頭に入れて蹴り上げが来ない位置にはしたいなと思います。それにしてもすごい刺激をもらいました。あの試合を見て勇気をもらったし、自分も頑張らないとなという気持ちになりましたね」と力を込めた。

 一方で会場の変更は「お客さんの前で盛り上げたかったというのもあります」と残念さもにじませながら、メリットも大きいという。UFCでの過去4戦もラスベガスだっただけに慣れているとして「自分のコンディション作りやリラックスもできます。『いつも通りだ』と思えますね」と胸を張る。特に自身が所属するマネジメント会社「イリディアムスポーツ」のジェイソン・ハウスCEOから教わったアイスクリーム店がお気に入りだと明かして「すすめられて食べたら、ハンバーガーぐらいおいしくて。『こんなアイスあるんだ!!』と思って。今回も試合が終わったら行くつもりです。勝利のご褒美? そうです。そのつもりです」と笑顔を見せた。すでに食べるアイスも決めているようで「ビスケットみたいなのでアイスをサンドしているのがあるんですけど、それが絶妙にマッチするんです。甘くてサクサクしていて…。僕は溶け始めが好きなので少し寝かしてからパクっといくのが最高です」と拳を握った。

 勝利の美酒、ならぬ勝利の美アイスを味わうためにも、華麗な一本勝ちで15連勝といきたいところだ。