競泳ニッポンは復活できるのか。日本水泳連盟の梅原孝之競泳委員長が、若手選手の成長に手ごたえを感じている。7月の世界選手権(福岡)では、21世紀以降最少となる銅メダル2個と惨敗。さらに大会終了後にはチーム内で内紛が勃発するなど、2024年パリ五輪に向けて不安が広がっている。そんな苦しい状況の中、明るい兆しも見えている。

 ジャパン・オープン最終日(3日、東京アクアティクスセンター)では、女子の成田実生(16=金町SC)が200メートル背泳ぎで優勝し、200、400メートル個人メドレーに続いて3冠を達成した。梅原委員長も「決勝で半分以上が高校生という種目もあって、すごく頼もしい」と若手の躍進に目を細めている。

 日本競泳陣の復活には、フレッシュな力の台頭が不可欠。ある水連関係者も「こういった状況下だからこそ、若手の選手にはすごくチャンスがある。ジュニア選手には、28年のロス五輪だけでなく、パリも目指してもらいたい」と大きな期待を寄せている。

 パリ五輪の代表選考会は、来年の3月に予定されている。残りわずかな期間で、どこまで戦力の底上げを図ることができるか。