スペイン1部レアル・ソシエダードに所属する日本代表MF久保建英(22)の新天地選びは、当該クラブの監督がカギを握りそうだ。久保は2―1で勝利した26日のホーム・セビリア戦で先発。好機を仕留めきれず、リーグ戦6試合無得点となったとはいえ、ビッグクラブによる来夏の争奪戦は注目の的だ。

 イングランド・プレミアリーグ名門であるリバプール、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルなどが関心を示し、古巣レアル・マドリードもその一つ。古巣は設定された契約解除金6000万ユーロ(約95億円)の半額で〝買い戻し〟ができるなどの有利な条件があるため、本命視されている。

 残留を含めた選択へ向けた判断基準として、チームを指揮する監督を重視しているようだ。スペインメディア「ディフェンサ・セントラル」によると、Rマドリードに復帰する上で、来季の指揮官を気にしているという。カルロ・アンチェロッティ監督は、今季限りで退任する可能性もあり、自身の起用を左右する〝上司〟で進路を変える可能性があるわけだ。

 久保は出場機会を重視しているため、いくらビッグクラブでも、最初からベンチ要員になる移籍を選ぶとは考えにくい。Rマドリード時代のレンタル移籍先で苦い経験をしたからだ。現在のイマノル・アルグアシル監督とは抜群の相性を誇るが、この師弟関係を超えられる指導者との出会いはあるのだろうか。