ボクシングの元世界ヘビー級3団体(WBA、WBC、IBF)統一王者マイク・タイソン氏(57)が来年2月に開催される「世紀の一戦」を予想した。
英紙「サン」など各メディアによると、世界ヘビー級3団体(WBA、IBF、WBO)統一王者オレクサンドル・ウシク(36=ウクライナ)とWBC同級王者タイソン・フューリー(35=英国)が激突する同級史上初の4団体統一戦(2月17日、サウジアラビア・リヤド)について、タイソン氏が言及したという。
元王者は「戦いを楽しみにしている。興味深い戦いになるだろう。私はフューリーを推している。なぜなら彼はウシクを圧倒するつもりだからだ。フューリーはウシクに追い付き、圧勝する」とした上で「私もフューリーと同じだった。彼は世界最高のファイター。特にヘビー級ではね。偉大なファイターは負けることもあるし、見栄えが悪いこともある。だからといって偉大なファイターを止めることはできない」と語った。
さらにタイソン氏はフューリーが10月のフランシス・ガヌー(37=カメルーン)戦で大苦戦(判定勝ち)したことについても「フューリーはガヌーにチャンスを与えたが、彼にとっては悪い夜だった」としながらも「彼がまだチャンピオンであることを理解しないといけない」と指摘。下馬評では圧倒的に不利なフューリーの勝利と分析していた。