米メジャーリーグサッカー(MLS)インテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表エースFWリオネル・メッシ(36)が悲願の優勝を果たした昨年のカタールW杯で着用したユニホームがオークションに出品されることになった。

 英メディア「BBC」によると、アルゼンチンがフランスを破った決勝戦でメッシが前半に着ていたユニホームなど、6枚セットで出品されるという。オークションを主催する米サザビーズで現代収集品部門の責任者を務めているブラーム・ワハター氏は「オークション史上記念碑的な出来事だ」とし「2022年W杯はスポーツ史上最大のイベントであり、メッシが史上最高の選手としての地位を確固たるものにした」と語った。

 サッカーユニホームの最高落札額は、元アルゼンチン代表FWのディエゴ・マラドーナさんが1986年メキシコW杯で物議を醸した〝神の手〟ゴールを決めた際に着用していたユニホームで710万ポンド(約13億1300万円)。同メディアによると、メッシのユニホームは800万ポンド(約14億8000万円)以上の値が付くと予想されているという。

 また、サザビーズは「オークションでの収益の一部はレオ・メッシ財団に支援を受け、SJDバルセロナ小児病院が主導するユニカス・プロジェクトに寄付され、希少疾患に苦しむ子供たちのニーズに応える」と発表している。