【今週の秘蔵フォト】1980年代にお笑い番組の金字塔として一時代を築いたのがフジテレビ系の「オレたちひょうきん族」だ。「2代目ひょうきんアナウンサー」として人気を呼んだのが、寺田理恵子アナウンサーだった(85年4月~86年9月)。ひょうきん族引退後の86年10月からは朝6時からの中高年層を対象とした情報番組を担当した。同年10月7日付本紙には、180度違う番組にチャレンジを始めた寺田のインタビューが掲載されている。

 84年に聖心女子大学文学部外国語外国文学科英語英文学専攻を卒業後、契約社員としてフジテレビに入社。翌年4月から正社員となるが、いきなり「ひょうきんアナ」となったのだから、本人もさぞかし戸惑ったことだろう。

「いい思い出です。大変勉強になりました。でも、幅広く、自分のために何でもできるようにならなければいけない。何でも経験したい」と語っている。ちょうど学園祭のシーズンとあって、本人が驚くほど各大学から出演のオファーが相次いでいたという。8月には初シングル「ときめき Lonely Night」をリリース。ファンレターは大学生を中心に週30通は届いたという。ほとんどアイドルのようにフル回転した。

「私、気が強くて。自分の意思を何でも通してしまうほうなの。華やかなことは好きだし、歌もやってみようかと」と自己分析した。当時は愛車の紺のニッサン・マーチで駒沢周辺を熱心に探訪中だったと明かしている。

 理想の男性は「誠実で素朴で自分の考えをしっかり持っている人。でも私、芸能人はダメ。普通の素朴な人で、グイグイ引っ張ってくれる人がいいわ。恋人募集中よ」とドッキリ発言も飛び出して、結婚後も仕事は続ける考えを明かした。

「子供は好き。女の子を育てたいの。私の好きなおしゃれをさせるのは楽しそう」と笑った。89年には演出家と結婚して寿退社。その後はフリーとして活躍するも離婚、再婚、夫との死別など悲しみを乗り越え、現在も愛くるしい笑顔で朗読教室や朗読会、アナウンススクール講師として活躍を続けている。