日本サッカー協会が9日、11月18日の国際親善試合U―22アルゼンチン代表戦(アイスタ)に臨むU―22日本代表メンバー26人を発表した。大岩剛監督(51)は今回メンバー外の選手からも、さらなる新戦力の発掘に意欲的。年末年始開催の全国高校サッカー選手権で、逸材ぞろいの高校生たちにも熱い視線が注がれそうだ。

 FW細谷真大(22=柏)やMF松木玖生(20=FC東京)など常連組が選出される中で、今春に神村学園高からJリーグを経由せずにドイツへと渡ったFW福田師王(19=ボルシアMG)が初招集を果たした。名門のセカンドチームで得点を量産しており、会見した大岩監督は「現段階での彼のパフォーマンスを見てやっていけると思った」と大きな期待を寄せた。

 A代表のMF久保建英(22=レアル・ソシエダード)やGK鈴木彩艶(21=シントトロイデン)を除き現時点で2024年パリ五輪世代のベストメンバーとなったが、大岩監督は本番に向けてまだまだ新戦力を発掘していく構えだ。

「われわれのグループに対する扉は(対象年代の)全選手に、フルオープンで開けている。所属チームで認められ、日本代表に来ることができるパーソナリティー、プレーレベルの高さがあれば、われわれの目に留まり、入ってくることができる」と力説。そして「高校レベル、大学レベルでも、しっかりしたパフォーマンスを出していればわれわれは招集をしたいと思っている」と高校年代からの登用も選択肢と明言した。

 折しも、全国高校サッカー選手権に向けて各県で予選が大詰めを迎えている。大舞台でインパクトを残せば、五輪切符も夢ではない。

 特に今大会は逸材が多い。まだ出場権は決まっていないが、優勝候補の神村学園にはU―17日本代表の怪物FW名和田我空(2年)に加え、ベルギー1部の強豪ゲンクへの入団が決まったDF吉永夢希(3年)もいる。さらに尚志のFW安斎悠人(3年)、青森山田のエースFW米谷壮史(3年)、J1川崎に入団内定している静岡学園のFW神田奏真(3年)など多士済々の顔ぶれだ。

 選手権終了後に同年の五輪へ出場した例としては、国見高から筑波大に進んだFW平山相太の04年アテネ五輪があるが、極めて異例。選手権経由の五輪行きはあるのか要注目だ。