森保ジャパンが2026年北中米W杯で優勝を実現するカギは〝世界最強カルテット〟だ。日本代表は13日のカナダ戦と17日のチュニジア戦で2連勝し、改めてその強さを印象付けた。元日本代表FW武田修宏氏(56=本紙評論家)は現在のチームを「史上最強だ」と絶賛。W杯躍進をけん引する存在として、守備の要となる4人のサムライを挙げた。

 10月の2連戦で戦ったカナダとチュニジアは、いずれも昨年敗れている相手。リベンジマッチで見事に完勝し、今の日本の勢いをまざまざと見せつける結果となった。

 武田氏は「今のチームは史上最強だと思う」と力強く太鼓判。中でも「MF遠藤航(リバプール)、MF守田英正(スポルティング)、DF冨安健洋(アーセナル)、DF板倉滉(ボルシアMG)。この4人は世界最高だよ。ここの守備が強いから失点しない。現時点で世界のトップクラスだけど(次回W杯が開催される)2年半後になったらもっと良くなっているはず。大いに期待できる」と守備陣を絶賛した。

 今回の2試合でも計6得点を奪うなど攻撃陣につい目が行きがちだが、〝心臓部〟に位置する4人が強固な守備で支えているからこそチームに安定感が生まれる。いずれも欧州屈指の強豪で研さんを積んでおり、北中米W杯では鉄壁のカルテットとして旋風を起こすことに期待が高まる。

 その中心にいる主将の遠藤も強固な関係に手ごたえを感じており、チュニジア戦後に「4人だけ意識しているわけではないけど、今日に関して言えば、相手がプレッシャーに来たところで自分がはがしたり、モリ(守田)がはがしたり、センターバックと自分たちの関係ではがすというシーンが多いので、そういうフォーメーションがいいという見え方になっている形だと思う」と語った。

 一方で、武田氏はまだ乗り越えるべき壁もあると指摘する。「南米のチームとどれだけやれるのかを見てみたい」。森保ジャパンは新チームとなって破竹の快進撃を見せているが、その初陣となった3月のウルグアイ戦は1―1と引き分け、コロンビア戦は1―2と逆転負けで課題を残した。日本は長年にわたって南米勢に苦手意識があり、目標とするW杯優勝に向けてはその攻略を意識した強化プランが必要になるというわけだ。

 森保一監督は10月の活動を終えて「これまでの活動で最強のチームを作っていくとチャレンジしてきた。今回も選手が入れ替わる中で、自分の力があるところを示す部分でいいプレーを見せてくれた」とチームの強化に自信をみなぎらせた。26年の大舞台が今から待ち遠しい。