157センチと小柄な体ながら、抜群のプロレスセンスと発想力、圧倒的なスピードで経営崩壊後の全日本女子プロレスを支えたのが、中西百重だ。
栗栖ジム出身で中学卒業後、1996年にオーディションに合格。同年7月14日後楽園ホールの高橋奈苗(現・奈七永)戦でデビュー。高橋とは後に「ナナモモコンビ」を結成する。団体が崩壊して選手層が薄くなった状況で大活躍を見せ、常人には不可能なスピードのモモ☆ラッチ(相手の肩に乗り上半身をひねりながらの前方回転エビ固め)を武器に、デビューから半年で一気にあらゆる王座を手中にしていった。
97年には3月に全日本ジュニア、11月にはナナモモで全日本タッグ、12月には全日本シングルと一気に3つの王座を獲得。ボーイッシュなルックスと持ち前の明るさで、人気を集めた。99年7月にはチャパリータASARIとのスピードスター対決を制して、WWWA世界スーパーライト級王座も獲得する。
2000年には高橋、納見佳容、脇澤美穂と、つんく♂プロデュースによる「キッスの世界」でCDデビュー。デビュー曲「バクバクKiss」はオリコン43位を記録した。勢いのまま同年7月にはナナモモでWWWA世界タッグ王座を初戴冠した。
02年2月にはオールパシフィック王座も獲得(後に返上)。10月には裏モモ☆ラッチで伊藤薫から悲願のWWWA世界シングル王座を奪取。人気実力ともに全女の頂点に立つ。しかし団体が活動を休止する03年に退団。フリーを経て、M’s Styleを結成するも、格闘家の大江慎と結婚して、05年1月7日に引退する。
その後は年に1回の割合でエキシビションやバトルロイヤルに出場していたが、8月19日スターダム大田区大会ではナナモモにジャガー横田を加えたトリオで約18年ぶりに本格復活。スターライト・キッド、渡辺桃、優宇組と対戦し往年の合体技「ナナモモダイバー」でキッドを沈めた。
何と現在は4児の母親。いつでも何度でも復帰して若々しく元気な姿を見せてほしい。(敬称略)













