鹿児島国体の高校野球硬式の部は11日に平和リース球場で準決勝が行われ、今夏の甲子園で準優勝の仙台育英(宮城)が9―7で北海(北海道)に打ち勝った。今大会は雨天順延の影響で決勝戦は実施されず、仙台育英が11年ぶり、履正社(大阪)を破った土浦日大(茨城)が49年ぶりの優勝を飾った。

 仙台育英の主将・山田脩也内野手(3年)は「最後は笑顔で終わろうという中でしっかり勝ちきれた。神宮、センバツ、夏は優勝ができず国体が集大成だった。日本一を取れてすべての人に感謝したい」と笑顔で語った。

 プロ志望届を提出している山田は、遊撃手として走攻守の三拍子そろった逸材として今秋のドラフト上位候補として注目を集めている。今大会は8打数3安打で打率3割7分5厘、3打点、1盗塁と大暴れ。この日は1点追う8回に値千金の中越え三塁打を放って同点とし、チームの逆転勝利に貢献。守備でも好守を連発してネット裏から見守ったスカウト陣をうならせた。

 高校最後の公式戦を終え、あとは指名を待つ身の山田は「守備力には自信がある。どこでも守れるユーティリティープレーヤーを目指している。内野でも外野でも任されたところをしっかりやれるように準備したい。それをウリにして、打撃では場面に応じて結果を残してチームの日本一に貢献できるようなプレーヤーになりたい。自分を必要として指名されれば、どの球団でも行きます」とアピールした。

 目標としているプロ野球選手はヤクルト・山田、巨人・坂本の両内野手だ。ユーチューブでの動画チェックを欠かさず「結構見てます。山田選手は打球を軽く飛ばす感じとか、坂本選手は内角のさばきとか、完全に(マネ)することはできないが、それに近づけられるように心掛けてやっている」と打ち明ける。

 自慢の守備に加え、山田&坂本を吸収した打棒を追求し、晴れてプロ入りを果たせば〝本家〟を超えてみせるか。