格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行CEO(60)が、ドーピング問題の渦中にいる木村〝フィリップ〟ミノルに対して所属ジムが下した異例の〝無期限の試合出場処分〟に首をひねった。

 榊原CEOは23日の公開計量後に囲み取材に応じ、ドーピング違反でRIZINを半年の出場停止処分となっている木村〝フィリップ〟ミノルについて改めて言及した。
 この前日に所属ジム「Battle―BOX」の渡辺一久会長がX(旧ツイッター)で「木村ミノルに対して〝無期限の試合出場〟を命じます。内容につきましては、各団体様から頂く試合出場のオファーを断ることなく(※ジム側で判断した試合に対して)出場し続けるというものです」と異例措置を発表した。

 その理由を「全力で闘う姿を見ていただくことで少しでも償いができればと思ってのことです。ご理解の程よろしくお願いします。本件は決して許される事ではありません。しかし、失敗や過ちを犯した人間を見捨てる事が会長として正しい決断だとは思えません」としていた。

 これを受けて榊原CEOは、RIZINでの半年間の出場停止についてファンから「短いのではないか」という反応が多いことを認めつつ「(筋肉増強剤を)抜いてクリーンになって出直すという気持ちで体を作るのが半年あればいいでしょというのが僕の考え。だから半年後に旗を立てて、RIZINに戻って来たいなら半年で権利を手に入れられるだけの肉体を作ってもう1回検査を受けなさいっていうこと」と説明。その上で所属ジムの発表について「どういう意図で下されたものか僕らもしっかり発表を読んでみたいと思います」とした。

 異例措置の発表から23日までにこの件について木村陣営と話をしていないとして「僕らからはアウト・オブ・コントロールの選手。現状、木村ミノル選手と出場選手契約すらないんですよ」と明かす。そして「1回、話はジムの方としてみようと思うけど、ほか(イベント)に出ていくってことなんですかね。そこは分からない」と困惑した。

 なお「RIZIN.44」(24日、さいたまスーパーアリーナ)で宇佐美正パトリック(23)と対戦する安保瑠輝也(27)が「木村、絶対来いよ。リングサイドで見とけ」と投げかけたことについて「知らないけど、別に来てもいいんじゃないですか? RIZINでやらなきゃいいもん、そんな。うちじゃなくてもどこかほかで受けてくれれば。安保とも長期的な契約があるわけではないので」とバッサリだ。

 さらに「大みそかに間に合うから(出場停止期間を)半年にしたとかそんなチンケなことは考えていない。木村ミノルが出て安保とやって大みそかが大フィーバーになるかっていったらならないでしょ。アンダーカードでしか組めない」と続けた。果たしてこの問題はどこに着地することになるか…。